情緒あふれる湊町で心満たされる極上のプライベート滞在
オーベルジュほまち 三國湊

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(1)袖壁などを生かした、笏谷(しゃくだに)石を敷き詰めた玄関など純和風の造り。昔の三国の風情や風土を感じながら、タイムスリップしたような特別な滞在を楽しめる。(2)客室棟「毘沙門」の1階はリビングスペースで、高い天井と時代を感じささせる梁が特徴。2階にはベッドルームと畳敷きの部屋が用意されている。(3)(4)(5)三國湊の伝統的な建築様式「かぐら建て」を残した「千鳥」。北陸三大祭のひとつ「三国祭」の際には、伝統的な山車を2階の窓から鑑賞できる。浴室には檜風呂が備わる。(6)凛とした佇まいを感じさせる寝室が印象的な「檜垣」。(7)出窓の格子や大きな石の蹲(つくばい)や灯篭を配置した庭が特徴的な客室「矢羽根」のリビングルーム。(8)客室棟のエントランスには伝統美を感じさせる暖簾が掛かり、手入れの行き届いた盆栽が和の気配を添えている。
〜歴史が息づく町家で優雅な時を愉しむ〜
福井県の坂井市三国町は江戸から明治時代にかけて北前船の寄港地として栄えた歴史を持つ情緒あふれる湊町。また、江戸から明治にかけて北前船の寄港地として隆盛を誇ったこの地は、今なお往時の面影を色濃く残す。その名は、千年以上も前の文献にも登場し、悠久の時を重ねてきた歴史が街並みに漂う。
この趣深い町に誕生したのが、町家を活用した分散型宿泊施設「オーベルジュほまち 三國湊」。2024年1月28日にグランドオープンした本施設は、歴史的な建物を丁寧に改修した9棟16室からなり、伝統建築の美しさをそのままに、現代的な快適さを融合させている。まるでこのまちに暮らすかのように、静謐な時間を味わうことができる。
施設名の由来となっているのは、三国湊に古くから伝わる言葉「帆待ち」。かつて、北前船が順風を待って港にとどまっていた様子を指したこの言葉は、風を待っている事が転じて褒美の意になったという。その文化的背景に倣い、「ホテルでの滞在そのものが、お客さまへのご褒美となるように」との想いを込めて、「オーベルジュほまち 三國湊」と名づけられた。伝統と革新、美と静寂が調和する三国湊で、心に残る上質な滞在を心ゆくまで楽しみたい。宿泊棟として活用されているのは、明治初期の料亭や蔵、商家など、歴史的価値を有する伝統建築の数々。梁や柱といった構造美はそのままに、町家の持ち主たちが代々受け継いできた美術品が随所に配置され、それぞれの棟が独自のテーマをもって設えられている。さらに注目すべきは、フランス料理界の巨匠・吉野建氏が監修する「タテルヨシノ 三國湊」。地元の旬の恵みを洗練された一皿に昇華させた料理は、訪れる者の五感を魅了する。
町のあちこちに点在する個性豊かな町家に滞在し、まるで三国で暮らすかのように過ごす――そんな唯一無二の体験が「オーベルジュほまち 三國湊」に滞在することで叶うのだ。
〜土地の恵みを極上の一皿に〜
フランス料理界の巨匠・吉野建シェフがプロデュースする「タテルヨシノ 三國湊」は、かつての蔵を改装した趣ある空間に、中庭を囲むようにテーブル席と個室が設えられた隠れ家のようなレストラン。中庭では、料理に彩りを添えるハーブや野菜が育てられており、四季の移ろいを感じさせる。供されるのは、三國港で水揚げされた新鮮なエビや越前ガニ、若狭牛など、福井の風土が育んだ旬の食材。それらが、吉野シェフならではのフランス料理の技巧と美意識によって表現される料理は美食家たちを魅了してやまない。
吉野シェフは、1997年、パリ8区に自身のレストラン「ステラマリス」をオープンし、2006年から2012年の閉店までミシュランの星を継続して獲得。2010年にはフランス政府より農事功労章シュヴァリエを授与されるなど、その功績はフランス本国でも高く評価されている。吉野シェフの経験と技が三国の豊穣な食材と調和し、ここでしか味わえない美食という新たな輝きを創出している。
〜歴史と文化が薫る町を歩く〜
「オーベルジュほまち 三國湊」が位置する三國湊エリアは、江戸から明治にかけて北前船の寄港地として隆盛を極めた、日本有数の歴史ある湊町。その文化的価値は高く評価され、文化庁より「日本遺産」にも認定されている。
町を歩けば、往時の繁栄を今に伝える町家や、レトロな趣の西洋建築が静かに佇み、どこか懐かしさを誘う風景が広がる。江戸期からの町人文化や、職人たちの手仕事、さらには文人墨客が愛した文化の香りがそこかしこに残されており、ゆったりと小径をそぞろ歩けば、時の流れを超えた古き良き日本の原風景に出会えることだろう。
Information
オーベルジュほまち 三國湊
〒913-0045 福井県坂井市三国町南本町3丁目4-39
NTT 三国局舎ビル1F
TEL 0776-82-0070
https://www.homachi.jp/