CENTURY AI 目指したのは「ニコンの眼」

ニコンの100年にわたる光学技術の結晶
〜私だけのオートフォーカスレンズ〜
Pinnacle of Nikon’s 100 years of optical expertise
– Full order made eyeglass lenses

 

かけていることを忘れてしまうような裸眼に近いレンズが誕生

デジタル化が進む中、生活は一変した。スマートフォンなどで情報を得ることが多くなり、人類はかつてないほど「近く」にピントを合わせる時間が増大している。もともと目は遠くを見るように作られていて、近くを見る時には目の中のピント調節筋を使わなければならない。しかもこの「近く」へのピント合わせ機能は年齢と共に低下していく。かつて「老眼」と言われた現象も今では「スマホ老眼」と呼ばれ、どの年齢でも「近く」に自在にピント合わせが出来る事が仕事でもプライベートでも求められる時代になった。

ニコンの遠近両用メガネレンズCENTURYAIが目指したのは現代人に贈る視界「ニコンの眼」である。まるで高速オートフォーカスの様に自在にピントを合わせる眼となるこのレンズは、2枚1組で10万円を超えるグレードのものもある。妥協を許さないプロをも納得させる究極のメガネレンズであり、カメラをはじめ、あらゆる光学製品を極めたニコンが100年の集大成として完成させた至高の逸品だ。その思いは、CENTURY(100年)AI(ニコンの眼)というネーミングにも表れている。

メガネレンズを、一人ひとりに合わせてパーソナライズするのは本当に難しい。従来の技術では、ほぼ不可能に近かった。人の装用感や見え心地は他人にはわからないし、同じレンズでも人によって評価が大きく異なるからだ。

CENTURY AIの開発にあたって最も苦労したのが、究極のパーソナライズを実現するための感性の測定と数値化、そして数値化したものを設計に反映するソフトの開発だった。このセンシティビティーという個人の見え方の好み(感性)に着目し、その測定方法を編み出したことで、人により見え方が異なる点を克服した究極のレンズがここに誕生した。

天文学的な組み合わせにより、二つとして同じレンズはできない。極端にいうと今日作るCENTURY AIと3年後に作るCENTURY AIは別物なのだ。既製品や、セミオーダーとは違うフルオーダーメイドならではの装用感を実現することで瞬時のピント合わせが可能となった。自動でピントがあうと錯覚するようなその人の為だけに作られたレンズ、これまでにない、まるでオートフォーカスのようなメガネレンズがこの日本でついに誕生したというわけだ。物を見る時の一切の煩わしさから解放される。そんな時代がついにやって来た。

究極のパーソナライズ(ライフスタイル、度数、ピント調整力、感性)を実現可能にしたフルオーダーメイドレンズ。

個人差のある「見え方の感受性」の測定が可能になったことで、メガネはフレームでなくレンズで選ぶ時代へと進化を遂げた。(撮影/中川シンジ)

 

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