世界的な芸術家、マリーナ・アブラモヴィッチ、オルネッライア 2023年の「ラ・ヴィタリア(⽣命⼒)」をテーマにアートボトルを制作
26/06/11
ワインと芸術の融合である「ヴェンデミア・ダルティスタ」は今年で18回⽬を迎え、世界の現代美術界を牽引する巨匠、マリーナ・アブラモヴィッチを迎え、オルネッライア 2023年ヴィンテージのテーマ、「ラ・ヴィタリタ (⽣命⼒)」をモチーフに、アート作品を制作しました。サルマナザールを含む限定ビッグフォーマットボトルは、ボナムス主催のオンラインオークションに出品されます。
制作に当たり、オルネッライアのテロワールが持つ⽣命⼒を映し出す 2023年ヴィンテージを起点に、アブラモヴィッチは、「⾃⼰」というテーマを追求します。それは、⾃らの内なる意思と存在を⾒つめ直し、⾃⾝のイメージを主体的に築き上げていくことだと解釈しました。これまで、アブラモヴィッチの作品は、⾃らの⾝体を表現の中⼼に据えてきました。今回のオルネッライアとのコラボレーションでは、あえて、「変容」のプロセスの中にある⾃⾝の姿を描写することで、芸術と⽣命の境界線を、絶えず再定義していきました。
プロジェクトの核となるのが、ギリシャ神話のメドゥーサの姿をしたセルフポートレートです。この神話的存在を、現代的な視点から再解釈しています。本来は髪の⽑⼀本⼀本が毒蛇ですが、恐ろしい毒蛇をブドウの房に置き換え、凄みを「豊穣」へ、恐怖を「⽣命のエネルギー」へと昇華させました。ヴェンデミア・ダルティスタのための本作品は、芸術を通じて⾃らを「再⽣」させ、⼒強さと活⼒を再発⾒する⼈間の能⼒を深く表現しています。
750mlのレギュラーボトル⽤のラベルには、メドゥーサの姿をしたアブラモヴィッチをシンプルなドローイングで描き、100本限定の3リットルボトル(ダブル・マグナム)のラベルには、顔を完全にブドウの房で埋め尽くした⽣々しい姿を克明に映しています。
ドローイングから、写真へ。⽣産本数が10本のアンペリアル(6リットル)では、アブラモヴィッチは真のメドゥーサの装いで表れます。⾸の周りで髪の⽑を三つ編みにし、顔を覆うブドウの房は⽣命⼒と躍動感にあふれ、⾶び出しそうなエネルギーがあります。連続した⼀連のイメージの中で、アブラモヴィッチの顔は徐々にブドウで覆われ、最終フレームでは、⽚⽅の⽬だけになります。この眼差しは⾒る者に強烈な印象を与え、セルフポートレートは、全てのディテールがエネルギーで脈動し、2023年ヴィンテージのテーマである「ヴィタリティ(⽣命⼒)」を祝福する「濃密な視覚体験」へとつながります。
作品群の象徴であり1本の限定制作のサルマナザール(9リットルボトル)では、⼈間の「五感」と⾃然の「要素」を融合させました。ボトルの上部には、アブラモヴィッチの代表作、『エナジー・ハット』から着想を得た円錐形の⾚いキャンドルを配し、実際に⽕を灯すことができます。ラベルには、「⽬を閉じて、ゆっくりとワインを飲み、⾳楽に⽿を傾けて」と刻んであります。このボトルの横には、映画、『⽢い⽣活』のサウンドトラックを⼿掛けた作曲家、ニーノ・ロータの 45 回転シングル・レコードが添えてあり、⾳楽を通じて空間そのものを変容させています。全ての要素が、芸術と⽣命が交錯する⼀つの「パフォーマンス」へ融合しているのです。
オルネッライアの最⾼責任者、ランベルト・フレスコバルディは次のように語りました。「畑で、ブドウの⽣育サイクルの全てのステージは、まさに『変容』のプロセスそのものです。そこには、忍耐が不可⽋であり、同時に、機を逃さないことも重要です。マリーナ・アブラモヴィッチ⽒は、⼤⾃然のエネルギーを⾒事に捉えて作品にしました。我々の⽇々の営みを⾒つめ、我々全員をアブラモヴィッチ⽒の世界へ巻き込むことで、私たちの情熱とワインを⼀つの『芸術』へ昇華させたのです。ワインと芸術のコラボレーションを⼼から誇りに思うとともに、2023年ヴィンテージの様々な⼤きさのボトルのためにデザインした特別なラベルを通じて、世界中の全てのオルネッライア愛好家の皆様とこの感動を分かち合えることを、この上なく嬉しく思います」。
アブラモヴィッチがデザインしたアンペリアル(6リットル)やサルマナザール(9リットル)を含む特別ボトルは、わずか14ロットで、世界で最も歴史あるプライベート・オークション・ハウスである「ボナムズ」が競売を主催。オンライン・オークションは、2026年6⽉11⽇から23⽇まで、専⽤サイト(www.bonhams.com/ornellaia2023)にて開催します。
オークションの収益⾦は全て、8年前から強いパートナーシップを続けているソロモン・R・グッゲンハイム財団に、寄贈します。寄付⾦は、2026年6⽉から2027年1⽉まで、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催する展覧会、『グッゲンハイム・ポップ:1960年代から現在まで』の⽀援に充て、同展覧会に出品する作品の保存・修復のために活⽤します。
[2023 年ヴィンテージ情報]
オルネッライアの醸造責任者であるマルコ・バルシメッリは、2023ヴィンテージを次のように説明しています。「冬は穏やかだったため、ブドウは例年より早く育ちました。栽培チームは、常に細⼼の注意で⽣育状況を監視し、⼿を⼊れました。春には降⾬に恵まれ、⽔不⾜になる夏を前に畑の⼟中に⽔をキープすることができた⼀⽅、ブドウが過度に成⻑しないようコントロールし、病害を防ぐため、栽培チームは畑の管理をさらに徹底しました」。その後、ボルゲリの夏は例年通り、暑い夏になりましたが、極端な猛暑に⾒舞われることはありませんでした。バルシメッリは、次のように述べています。「春の⾬のおかげで、畑は⽔不⾜のストレスにさらされることはなく、ブドウの熟度がゆっくりと上がり、凝縮感の⾼いブドウになりました。8⽉下旬に⾬が降り、9⽉には涼しい夜となったため、豊かで複雑なアロマと、美しい酸味が保持されました。これにより、表現⼒の豊さと、エレガントさのバランスが完璧なワインに仕上がりました。これは、オルネッライアの個性そのものです」。
[ソロモン・R・グッゲンハイム財団]
1937年設⽴の同財団は、展覧会、教育プログラム、研究プロジェクト、出版活動を通じ、近代美術や現代アートへの理解と評価に尽⼒しています。同財団が国際的に展開する美術館ネットワークは、ニューヨークのグッゲンハイム美術館、ペギー・グッゲンハイム・コレクション、ビルバオ・グッゲンハイム美術館、将来開館予定のグッゲンハイム・アブダビを繋いでいます。ニューヨークのグッゲンハイム美術館は、フランク・ロイド・ライトが設計し、芸術と前衛的な建築物が融合したもので、「精神の神殿」と呼ばれています。⽶国内に、ユネスコ世界遺産に登録された8つの建築物があり、この美術館はその⼀つです。ニューヨークのグッゲンハイム美術館、および、世界での同財団の活動の詳細は、guggenheim.org をご覧ください。
[ボナムズ社]
国際的なオークションハウスのネットワーク。あらゆる価格帯で幅広い収集カテゴリを扱い、世界最多の競売場を展開しています。グローバルなプラットフォームを背景に、きめの細かい顧客対応サービスと、地域の市場との深い信頼関係構築に全⼒を注ぐ姿勢で⾼く評価されています。世界に 14 の競売場を構え、美術品、コレクターズ・アイテム、宝⽯や貴⾦属、ワイン、クラシック・カーなど、60以上の専⾨カテゴリにわたり、年間1,000回以上のオークションを開催しています。1793年設⽴の同社は、世界30カ国以上に代表部を置き、ロンドン、ニューヨーク、パリ、ロサンゼルス、⾹港でフラッグシップ・セールルームを運営しています。2022年には、ストックホルムの「ブコウスキーズ」、コペンハーゲンの「ブルン・ラスムセン」、パリとブリュッセルの「コルネット・ドゥ・サン・シール」、マサチューセッツの「スキナー」の4つの国際的なオークションハウスをネットワークに統合しました。同社は、⼤陸をまたぐ購買層を開拓し、⼊札や取引をオンラインに拡張したことで、グローバル化戦略が⼤成功を収めました。
www.bonhams.com/ornellaia2023