歴史薫る横浜の老舗レストラン 生演奏と美食の響宴を愉しむ

Alte Liebe 横浜本店
横浜スタジアム前の日本大通り沿いに位置。夜はライトアップされ、その存在感が際立つ。
シャラン産鴨のフィレ肉のロースト、フレッシュサマートリュフとともにオレンジの花の香るソルベと柔らかなババ
左/ディナーコースより、メインディッシュの一例。シャラン産鴨のフィレ肉のロースト、フレッシュサマートリュフとともに。ランチコースは、4,200円・6,300円、ディナーコースは、8,400円・12,600円のそれぞれ2コースを用意。
右/オレンジの花の香るソルベと柔らかなババ

 美しい銀杏並木に彩られた日本大通りで、ひと際目を引く瀟洒な洋館。80年前に建てられた横浜の歴史的建造物、旧横浜商工奨励館の1階に、1965年創業のミュージックレストランがある。
 店内は、歴史的な外観とも調和したクラシカルなウィーンの芸術様式で統一。ピアノやシャンデリア、寄木の床はすべてヨーロッパから仕入れるなど、細部に至るまで一切の妥協はない。ディナータイムには、ハンガリーやルーマニアから招聘した音楽家たちによるピアノ、チェロ、ヴァイオリンのトリオ生演奏が響き、食事に華を添えている。クラシックからオペレッタ、民族音楽まで多彩なジャンルを弾きこなし、リクエストにも応えてくれる。
 厨房ではフランスの星付きレストランで研鑽を積んだ料理長が腕を振るい、季節の味覚を織り込んだモダンな西洋料理を提供。歴史や伝統を重んじつつ、新しい食材や調理法を積極的に取り入れ、新メニュー作りにも意欲的に取り組んでいる。
 生演奏と美食が奏でる贅沢なハーモニー。まるでヨーロッパにいると錯覚しそうな上質な時間を約束してくれる。

関谷 和宏氏とピヴォ ロイック クロード氏

料理長: 関谷 和宏氏(左)
フランスの「タストヴァン」ミシェルブランシェの下で研鑽を積む。音楽とともに、ゲストに喜びを感じてもらえる料理を提供することがモットー。

製菓長: ピヴォ ロイック クロード氏(右)
フランス、ルーアンのレストラン「ジル」で製菓長を務めるなど、星付きのレストランでの経験が豊富。モダンなデザート作りに余念がない。

INQUIRIES

Alte Liebe 横浜本店 アルテリーベ

住所: 横浜市中区日本大通り11 横浜情報文化センター1F
交通: みなとみらい線日本大通り駅より徒歩1分 / JRほか関内駅より徒歩7分、JRほか桜木町駅より徒歩15分
TEL: 045-222-3346
http://www.alteliebe.co.jp

営業: 11:30~15:00LO(コースLO14:00)、17:30~22:00LO
休み: 月 ※祝日は営業 席数: 80席
予算: 昼4,000円、夜12,000円 カード: 可

本誌を見たと予約時に言うと、平日ディナーを1,000円オフ(09年8月末まで)