大塚家具、五十嵐久枝×秋田木工による家具「AGITA」発表

19/10/18

 総合インテリア販売の株式会社大塚家具は、日本の伝統の技術と国内産の自然材を活かした家具を通じて、「より多くの方に“日本のものづくり”の魅力を知っていただきたい」との想いを込めて、インテリアデザイナー五十嵐久枝氏と曲木家具専門工房である秋田木工による新シリーズ「AGITA」を発表しました。
 今回発表した「AGITA(アギタ)」シリーズは、秋田の曲木職人、秋田木工の技術を生かした家具。自然素材を活かした家具や空間をてがけてきた五十嵐久枝氏のデザインによるものです。100年以上にわたり技術を継承し実直に曲木家具を作り続ける「秋田木工」の曲木技術という秋田の誇り、そこで出会った 秋田の人々のこだわりを伝えたいと、五十嵐氏自ら、日本書記に記されていた秋田の地名「齶田(アギタ)」から「AGITA」と名付けました。
 職人の手作業によって一つひとつ丁寧に木を曲げてつくられたこの「AGITA」。 五十嵐氏と共に生み出されたやわらかな曲げのラインが、人をあたたかく包み、わたしたちの暮らしにやさしい空気をつくり出します。
 AGITAシリーズの第一弾として、秋田の方言をもとに名付けられた、曲木の技を存分に味わえる椅子「MAGEKKO(まげっこ)」と自然材のやさしさを感じるテーブル「GAKKO(がっこ)」を発表。大塚家具各店舗にて随時展示販売を予定しています。

[五十嵐久枝]
東京生まれ。クラマタデザイン事務所を経て1993年 イガラシデザインスタジオ設立。商業から様々な空間デザイン・インスタレーション・家具デザインを中心 に、プロダクト・幼児施設遊具の商品開発など幅広く携わる。「衣・食・住・育」の場を通して空間の可能性を模索する進行形デザインを展開。グッドデザイン 賞、JCDデザイン賞、キッズデザイン賞、CSデザイン賞などを受賞。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科 教授。グッドデザイン賞審査委員。
http://www.igarashidesign.jp/

[秋田木工 since 1910]
100年以上の歴史を持ち、曲木家具をつくり続ける日本唯一の専門工房「秋田木工」。曲木の技術を発明したのは、ドイツ人のミヒャエル・トーネット(1796年〜1871年)。曲木とは、その名の通り、無垢の木材を高温の蒸気で蒸して曲げる技術。曲木の描く緩やかな曲線は、デザイン性と機能性の双方を追い求めた、一つの答えです。「暮らしの中で、快適に使える家具であるように」そんな想いを実現するために、デザインやパーツで微妙 に曲げの角度を変え、木の太さや滑らかさ、色などに こだわり、すべて熟練した職人の手で一つひとつ作られます。木取り、曲げ木、切削、研磨など、一つひとつの工程を熟練した職人の手で行うことで、片手で持てるほど軽量にもかかわらず、堅牢で丈夫、そして比類なき美しいフォルムが生まれます。曲木家具は、生活に密着した機能性や実用性、そしてその美しさで、不朽のスタイルとしてその存在感を示し続けています。
http://www.akitamokko.jp/index.html

[お問い合わせ]
IDC OTSUKA
http://www.idc-otsuka.jp/
https://www.idc-otsuka.jp/idc_recommend/agita/