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食を、愛でる旅。 ミラノ国際博覧会を歩く

食を、愛でる旅。 ミラノ国際博覧会を歩く~The Taste of EXPO 2015 MILANO~

1906年からおよそ100年。ミラノに国際博覧会が再来した。
人類共通の課題として、これからいっそう取り組まねばならない「食」。
最先端のデザイン、モードの発信地にして美食都市でもあるミラノで今再び「食」とは何か、食を愛するとは何かを見つめ直してみたい。

「食」という、人類共通課題を考える

「食」という、人類共通課題を考える「食」という、人類共通課題を考える

ミラノ万博は、5月1日から10月31日までの6カ月間、マルペンサ空港と市街の中間にあるミラノ北西部・ローに設けられた100万km2もの敷地を会場に行われる。
"地球に食料を、生命にエネルギーを"という、人類がこれから取り組まねばならない問題をテーマに掲げた今回のミラノ万博。2005年の愛知以来、万博は世界共通の課題に対して解決を提言する場としての重要性が高まっており、今回の万博もその流れを受けている。
世界から約140カ国が参加。各国パビリオンでは、世界が、その国の食がどう成り立っているか、またこれからの食がどうなっていくかなどを、農業や科学、食糧供給(流通)の視点からバーチャル体験する展示やアトラクションが用意されている。
また、レストランや試食スペースでは、実際にその場で料理や食材を味わうことで、今、口にしている食物がどんな風にここにたどり着いたかに思いを馳せながら、普段とは違った「食」の時間を体験できる。普段何気なく口にしているコーヒーやチョコレートも、どこからやってくるのか、どんな人々が作っているのかなど、実際にアフリカや南米諸国の産出国の人たちの生活を紹介するブースでは現地の人たちの生の声も聞くことができる。
もちろん、こうした問題に触れるだけでなく、純粋なアミューズメントとしても、子どもたちが楽しめるパレードやライブパフォーマンス、イベントも多数催されており、毎日、毎時間ごと歓声が絶えない。会場の至るところに憩いの広場や、飲食スペース、遊具も多数用意されていて、家族で、友人で、恋人同士で、終日を過ごしてもその楽しみは尽きることがない。
またデザイン都市らしく、メインパビリオンであるイタリア館「パラッツォイタリア」をはじめ、各国を代表する建築家が手がけたパビリオンはどれも建築的価値の高いもので、ただ外観を見て回るだけでも充実した時間を過ごせるだろう。

「食」という、人類共通課題を考える「食」という、人類共通課題を考える

メキシコのパビリオンはバナナの葉を意匠したもの。

マレーシアのパビリオンは繭をイメージ。

日本食を「地球食」「未来食」に盛況の日本館

日本食を「地球食」「未来食」に盛況の日本館日本食を「地球食」「未来食」に盛況の日本館

日本館の設計は国際的建築家・北河原 温氏が手がけた。日本の伝統的木材建築に見られる「めり込み作用」にインスピレーションを得た立体木格子による構造体を使用した外壁が印象的だ。

展示「SceneⅡ LEGACY」では、「一汁三菜」「発酵・天日干し」「出汁・うま味」といった日本の食の伝統の知恵と技をたどる。

世界的日本食ブームで注目が高まる今、その流れを受けてミラノ万博の日本館も連日朝から行列ができるほどの盛況ぶりを見せている。
日本を代表する建築家・北河原 温氏が手がけた、伝統的木造建築「めり込み作用」を利用した立体木格子の外観が一際目を引く建物。その前には終日人が絶えない。
日本館は、「Harmonious Diversity共存する多様性」をテーマに、豊かな日本の食文化、自然との調和や共生を重んじる農林水産業、また食料の流通を紹介しながら、「日本食」が、地球規模の課題にどう貢献していくか提案することをミッションとしている。
その自然と共生する多様な農林水産業を礎とした日本の食文化、食材を知る手がかりとなるショーケース展示のほか、日本の主食である米を作る稲作を、プロジェクションマッピングによる映像アトラクションで体験できるコーナーや、滝の映像の中に流れてくるウィンドウをタッチすると日本の食材にまつわる情報が見られ、それを自分のデバイスに落とし込めるインタラクティブ体験ができる展示、また日本食を取り巻く文化をバーチャル体験できる、観客参加型のショーも用意されている。プロダクトデザイナーたちによる和食器を現代に翻訳した作品展示も行われており、その内容は他のパビリオンと比較してもコンテンツ数が多く、充実したものになっている。
7月11日に行われた「ジャパンデー」では、東北復興祭り、また海外でも活躍する歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ氏はじめ三味線の吉田兄弟、書家の紫舟氏ら日本人アーティストがゲストとして登場し、ライブパフォーマンスやトークショーなどを行い会場を熱気に包んだ。
日本食は和食とも言う通り、コミュニケーション、絆を生む「食」。そして食を取り巻くすべてに感謝する「いただきます ごちそうさま」といった言葉を有する文化。その日本食こそ未来の食であり、地球食――。そんな希望に満ちた可能性を、来場者は感じとるであろう。

日本食を「地球食」「未来食」に盛況の日本館日本食を「地球食」「未来食」に盛況の日本館日本食を「地球食」「未来食」に盛況の日本館

ライブパフォーマンスシアターでは参加型ショーを通して日本食が世界を笑顔でつなぐ「地球食」となることを体感する。

日本の主食である米をテーマとしたプロジェクションマッピングで幻想的な空間に。

夜まで愉しみは尽きない 水と光と音の饗宴

夜まで愉しみは尽きない 水と光と音の饗宴

ヨーロッパの長い陽がようやく暮れる頃、毎日夜9時を過ぎると、「生命の木」に灯された灯りが急に華やぎだし、壮大な音楽とともに、ショーが始まる。
噴水から次々に放出される水しぶきを、色とりどりのネオンが照らし出し、生命の木もその水と音楽に合わせて、七色に輝く。ラスベガスやマカオにあるベラッジオの噴水ショーさながらの壮大なアトラクション。中には、感動に目を潤ませる人も。
万博を訪れたらぜひ夜半のこのショーを見ておきたい。忘れがたい旅の思い出となるに違いない。


ミラノ国際博覧会2015
http://www.expo2015.org/
会 期:2015年10月31日まで
会場・アクセス:ミラノ北西部「ロー」、ミラノ市内各駅より地下鉄「ローフィエラ駅(RHO-FIERA)」または鉄道「ローフィエラ ミラノ万博駅(RHOFIERAExpo Milano 2015 )」下車すぐ。空港からはバスや車で約30分。

イタリア政府観光局(ENIT)公式サイト
http://visitaly.jp/expo-milano-2015
日本館公式サイト
http://www.expo2015.jp/

社交界の華たちを虜にした伝説の宿グランド ホテル エ デ ミラン

グランド ホテル エ デ ミラングランド ホテル エ デ ミラングランド ホテル エ デ ミラン

メイン・ダイニング「ドン・カルロス」は、昔も今もスカラ座に出演する音楽家たちのお気に入りの場所だ。壁には歴代の歌手の写真やポスターなども貼られており臨場感にあふれる。

クラシックで洗練された雰囲気が漂うバー。街の喧騒とは無縁のプライベートな空間だ

大作曲家 ジュゼッペ・ヴェルディ(1813~ 1901)が晩年の大傑作『ファルスタッフ』を書き上げた当時の机。


グランド ホテル エ デ ミラングランド ホテル エ デ ミラン

この宿の格式と歴史の重みを物語る優雅なロビー。まるでヴィスコンティの映画のワンシーンを思わせるようだ。

スーペリア・スイート。ブラジル皇帝ペドロⅡ世に捧げられたスイート。


グランド ホテル エ デ ミラン

― グランド ホテル エ デ ミラン―この名は、オペラや芸術を愛する人々にとって特別な響きを持っている。
1863年に開業したグランド ホテル エ デ ミランは、この街で最も歴史のある近代的ホテルだ。ミラノ最古といわれる水圧式エレベーターは、今でこそ完全に機械化されているものの、古き良き面影を美しく留めている。華やかなりし19世紀のミラノの香りを今に伝えるこの伝説的な宿を体感することができる喜びは、舌筆に尽くしがたい。
ミラノは古くから商業の街としてその名を馳せてきたが、実は同様に音楽・演劇などの舞台芸術、そして絵画、彫刻、モードなどの諸芸術においてもヨーロッパの中心的存在を担っていた。特に19世紀後半から20世紀半ばにかけての激動の時代、パリと並んで社交界の華と呼ばれる人物たちがミラノの夜を煌びやかに飾った。彼らの多くが常宿として、いや、ミラノの私邸として選んだのがグランド ホテル エ デ ミランだ。
マンゾーニ通りとモンテナポレオーネ通りの交差する一等地に位置し、ミラノ・スカラ座、大聖堂、ヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世ガレリアと、ミラノの誇るランドマークに徒歩圏内で行ける最高の立地条件とステータス。そして、何よりも歴史の軌跡が築きあげた風格と伝統は、その後に続く芸術家や舞台人、ファッション業界のアーティストたちを惹きつけてやまない。いまだに多くのセレブリティたちがこのホテルを常宿としている。
重厚感あるたたずまいと個性を随所に残しつつも、リノベーションを経て生みだされたラグジュアリーホテルならではのコンフォート。そして、歴史と人とに育まれた完璧なまでのホスピタリティ。笑顔で迎えてくれるドアマンやレセプションの愛情のこもった心づかいは、我が家に戻ってきたかのような安心感を与えてくれる。ひとたびエントランスをくぐれば、セレブリティたちがここを第二の我が家として選ぶ理由を実感できるに違いない。
このホテルの白眉は何と言っても、かの大作曲家ジュゼッペ・ヴェルディが晩年を過ごした部屋だ。スカラ座での公演の後、熱狂的なファンに囲まれたヴェルディは、部屋のバルコニーから手を振って応えていたという。現在はヴェルディ・スイートという名のプレジデンシャル・スイートとなって世界中の賓客を迎えている。
ミラノという街のたどった華やかな軌跡を体感できるグランド ホテル エデ ミラン。この街の過去と現在をつなぐ至極の宿は、あなたのミラノ体験をよりいっそう深く、そして想い出深いものにしてくれるに違いない。

グランド ホテル エ デ ミラングランド ホテル エ デ ミラン

デラックス・ルーム。

ジュニア・スイート。イタリアの舞台演出家ジョルジョ・ストレーレルに捧げられたスイート。他にも、ルキノ・ヴィスコンティやマリア・カラスなどの偉大な芸術家たちに捧げ られたスイートルームが数多く残されている。


グランド ホテル エ デ ミラン

Grand Hotel et de Milan
Via Manzoni 29, Milano
TEL. +39-02-723141
www.grandhoteletdemilan.it

日本でのお問い合わせ・予約
ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド
TEL. 0120-086230
(月~金 09:00~ 18:00 /土・日・祝休)
LHW.com

エントランスから始まるファッショナブルな非日常性 カールトン ホテル バリオーニ ミラノ

カールトン ホテル バリオーニ ミラノカールトン ホテル バリオーニ ミラノ

美しくレイアウトされた色鮮やかなファッションアイテムが心を躍らせてくれる。老舗ホテルながら進化し続けるこの宿は、ミラノのソサエティの中心的存在としても輝き続けている。

ホテルの裏側、スピーガ通り側にある"秘密の"エントランス。 隠れ家的な雰囲気があるのも、このホテルらしい。


カールトン ホテル バリオーニ ミラノカールトン ホテル バリオーニ ミラノ

併設のレストラン「Il Baretto al Baglioni」は、ミラノの政財界や著名人に愛され続けている老舗中の老舗レストランだ。

1930年代の様式を進化させたアールデコ・スイート


カールトン ホテル バリオーニ ミラノ
カフェのテラス席も心地よい空間だ。ミラネーゼたちのお気に入りの場所の一つ。

重厚感のある建物がひしめくセナート通り。モンテナポレオーネ界隈の表玄関というにふさわしい風格を持つ。この界隈でも有数の一等地にたたずむ瀟洒な宿がカールトン ホテル バリオーニ ミラノだ。
ホテル裏側、スピーガ通りにある隠し扉のようなエントランス。知らなければ、モンテナポレオーネで最もエレガントな通りといわれるこの場所に、ホテルの秘密の入り口があるとは誰も気づかないだろう。こんなちょっとした隠れ家的な雰囲気が何とも小粋な宿だ。
エントランスから始まるファッショナブルな非日常性。レセプションやロビーラウンジに美しくレイアウトされた色鮮やかなファッションアイテムが心を躍らせてくれる。名の知れた高級ブランド品が置かれているのではなく、その場の雰囲気に最もふさわしい、オリジナルな逸品のみがセレクトされ、見事な存在感を醸し出している。ロビーで待ち合わせをしている10分間もちょっとしたモード美術館を体験しているかのようだ。
ゲストルームもまた圧巻だ。オーナー夫妻自らが手がけているという設えは、クラシックとコンテンポラリーの要素がほどよく融合した品の良さを兼ね備えている。
特に眺めの良いテラスが究極のプライベート感を演出してくれるモンテナポレオーネ・テラス・スイート。そして1930年代のインテリア様式をさらに進化させたアールデコ・スイートは、この部屋にしかない独自の個性が思う存分に発揮されている。常連のジェットセッターたちからは、これらの部屋指定で予約が入るという。
また、元首相たちをはじめ、政財界の重鎮が足しげく通う併設のレストラン「イル バレット アル バリオーニ」や、ミラノのハイソサエティの女性たちが集うナチュラビゼのエステを擁しているのもこのホテルの面目躍如たるところだ。海外の賓客をもてなすだけではなく、ソサエティの中心的存在としての空間。このホテルがいかにミラノという街を語るにおいて重要であるかを物語っている。
しかし、何をおいても、このホテルの良さは、バレットパーカーからレストランスタッフに至るまで、一人ひとりのサービスにおける如才なさと人間力にある。これぞイタリアの老舗ホテルだと感心させられるばかりだ。日本の旅館やホテルの細やかなもてなしに慣れ親しんだ私たちにとっては何とも嬉しい。
最先端のミラノの風と老舗らしい粋なもてなしを一度に堪能できる贅沢な宿。ぜひ常宿にしてみたいホテルの一つだ。

カールトン ホテル バリオーニ ミラノカールトン ホテル バリオーニ ミラノカールトン ホテル バリオーニ ミラノ

バスルームもゴージャス。

ナチュラビゼを採用しているスパ・エステは、ミラノのハイソサエティの女性たちの垂涎の的だ。

併設のブティック。セレクトショップだが、そのオリジナルなチョイスには脱帽するばかり。ここにしかない注目のデザイナーの逸品にも出合えるかもしれない。


カールトン ホテル バリオーニ ミラノ

Carlton Hotel Baglioni Milan
Via Senato 5, Milano
TEL. +39-02-77077
www.baglionihotels.com/Milan

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