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成長する国シンガポールの底力

成長する国シンガポールの底力

東京23区をやや上回るほどの小さな国は、2010年の実質GDP成長率で14.5%と過去最高を記録するなど、アジア経済の中心としての存在感を着実に強めている。移民政策にも計画的かつ積極的に取り組み、世界の富裕層が移民先として選ぶことも珍しくなくなった。そんなシンガポールの底力は、現地在住の人々の目を通じるとどのように映るのだろうか。

 東南アジア初となる高級総合リゾート「マリーナ・ベイ・サンズ」の全貌が明らかになり、眩しい光が照らすウォーターフロントで威風堂々とそびえる様子は、新たな街のシンボルとしてさっそく定着した感がある。家族連れで賑わうセントーサ島には、アジア最大級のエンターテインメント施設「リゾート・ワールド・セントーサ」が順次オープン。カジノやユニバーサル・スタジオ・シンガポールといった人気スポットが老若男女、大人から子供までを魅了し、リゾートアイランドとしての人気をさらに高めている。

 これら2つのカジノ併設型総合リゾート施設は予想外の経済効果を生み、2010年第1?第3 四半期において、37億シンガポールドルと3万人超の新規雇用を生み出した。これはGDpの1・7%に当たる数値。まさに「マリーナ・ベイ・サンズ」と「リゾート・ワールド・セントーサ」は現在の加速するシンガポールの象徴的存在なのである。

 シンガポール経済紙ビジネス・タイムズによると、シンガポールの年間GDPは数年以内に香港のそれを抜くと予測されている。その要因に積極的な移民政策による人口増加や通貨政策によるシンガポールドルの対米ドル相場の上昇、金融サービス分野の拡大、前述のカジノ併設型総合リゾート施設などの開設による経済の質的変化などが挙げられている。

 国・民間で前進を後押しし、アジア経済を牽引するシンガポール。その勢いはどこまで続くのであろうか。

二人の愛娘とともにシンガポールで暮らす。 - 投資家 Jim Rogers(ジム・ロジャーズ)

Jim Rogers(ジム・ロジャーズ)
Jim Rogers(ジム・ロジャーズ)

 米国からシンガポールに移住し、二人の愛娘とご夫人との静かな生活は、敏腕を振るっていた投資家に新たに大切なことに気づかせてくれた。

人生の喜びを教えてくれた二人の娘

 いまもっとも興味のあるのは二人の娘のことです。人生の遅い時期に私は子供を授かりました。実は以前の私は、子育てに使う時間やエネルギーは人生におけるロスであると考えていたのです。しかし、二人の娘の存在は、その考えが100%間違っていたことに気づかせてくれました。いまは考えが180度変わり、二人の娘は心から実感する私の楽しみ。だから、一日24時間、常に彼女たちと一緒に過ごすようにしています。このインタビュー記事を読んだ日本の方々も、皆がたくさんの子供を持つようになってくれればいいと思います。子供を持つことはとても楽しく、素晴らしいことです。しかも少子化が懸念される日本にとってもいいことではないでしょうか。

シンガポールへの移住

 21世紀の社会では、中国がもっとも重要な国になると考えています。そのような将来の世界では中国語が不可欠な言語になることは間違いありません。娘たちが早くから中国語に慣れ、将来、完璧に話せるようになるために、そしてアジアについても深く理解できるようになってもらいたくて、中国語を話す都市に暮らそうと決めたのです。ところが中国本土で住みたいと思った都市は環境汚染がひどかった。一方、同じアジア圏のシンガポールに目を向けると、北京語と英語が話され、教育水準も高く、ヘルスケアも整い、すべてが理に適っていた。それがシンガポールに住むことを決めた理由です。東京も私の好きな都市の一つですが、もし東京で中国語が話されていたら、今頃東京で娘たちと暮らしていたかもしれません(笑)。

本当の人生の始まり

 もし娘たちがいなければシンガポール、ましてはアジアの国では暮らしていなかったでしょう。本来は30年前にアジアに移住するべきでしたが、その時は決断できませんでした。でもいま、アジアのシンガポールで暮らしています。それは何よりも娘たちの存在がそうさせたのです。

 娘を持つことでこの歳になって初めて知ったことがあります。それは自分の両親の気持ちです。また、以前には理解できなかった世界中の他の人々のことも理解できるようになりました。二人の娘は、以前は持ち合わせていなかった感情や考えを私にもたらしてくれたのです。

 これまで「子供ができると人生が変わるよ」と、いろいろな人に言われてきました。もちろん変化が起こることは分かっていました。それどころか逆にひどいことになると思っていたのも事実です。ところが二人の娘は、良い方向へと私の世界観を変えてくれました。子供をもつことで、本当の人生が始まると言っても過言ではありません。私がシンガポールで暮らしていることが何よりの証拠です。

Jim Rogers (ジム・ロジャーズ)
ジョージ・ソロス氏とともに「クォンタム・ファンド」を設立し、驚異的なリターンを得た伝説の投資家。2002年にシンガポールに移住し、夫人、2人の娘とともに暮らす。オートバイや改良ベンツで世界を旅した冒険家でもある。米国アラバマ州出身。1942年生まれ。
公式サイト http://jimrogers.com/

“借景”という考えにある、成長を続ける秘訣 - 森 幹雄

森 幹雄

 海外在住者支援を目的とした情報誌の発行やラジオ局を運営する森さん。長くシンガポールに暮らしてきたからこそ見える、ビジネスの舞台としてのシンガポールの真の姿とは?

 日本のサラリーマン社会に嫌気がさし、単身日本を飛び出したのが21歳の時。2年間の米国滞在の後、憧れのオーストラリアを目指すも、途中、立ち寄ったシンガポールに暮らして今年で34年が経つ。現地では米国系の運送会社に3年ほど勤めた後、26歳の頃に運送会社を立ち上げた。

 「1980年頃といえばシンガポールが発展し始めた時期。円高による日本の企業による海外進出の第一のブームでもありました。駐在員の数も増え、そんな駐在員を相手にいち早く始めた海外引っ越しを専門とする運送会社は、順調に成長を続け、近隣のマレーシアやインドネシア、タイなどにも会社を設立するまでになりました」。

 現在でも日本を含めて9カ国16店を展開するが、大手物流企業の参入で物を運ぶだけでは苦戦することに気づき、日本から海外、海外から日本へ移動する人のための情報を届ける事業に新たに取り組む。現地の生活情報を網羅した「ハローシリーズ」は北京や上海、タイ、マレーシアなど9都市で配布。海外在住者の生活支援をする新たなビジネスを確立したのだ。これほどまで東南アジア諸国で事業展開しても本拠地をシンガポールから別の国へ移すことは決してなかった。

 「シンガポールは私の事業の出発点です。また税制面やインフラ等、いろいろな点を考えた場合、やはりここがベストということになりました。さらに重要なのは、ここはビジネスの王道を歩まない限り、成功できない土地だということ。つまり、癒着や賄賂といった黒い世界は絶対に許されず、ビジネスの善し悪しだけで純粋に勝負ができるのです」。

 シンガポールの発展は続き、森氏もシンガポールが成長する過程と歩みを合わせるように成長してきた。「建国から46年。少年から大人に成長していくような躍動感を肌で感じることができました。ある政府高官は、国土が狭く、人口が少ない国がここまで発展する理由のキーワードに 〝借景?という言葉を挙げました。例えば、金閣寺が背後にある衣笠山の景観を借りてその美しさを際立たせるように、シンガポールも近隣のインドネシアやマレーシア、タイ、中国と上手に付き合うことで、政治的にも経済的にも成長を続けているというのです」。

 今後益々注目されるシンガポール。当然、投資やビジネスの対象にこの地を選ぶ日本人の増加も予想される。そんな方々に向け森氏は「日本の常識で物事を考えたら成功はしない」と言う。

 「日本人は〝異国?や〝異文化?といった言葉を使いますが、海外のものを異質のものとして捉える考え方をしている限り、シンガポールでは通用しません。そこに存在するのは〝他国?であり〝他文化?です。ここには中国人もいれば、マレー人、インド人もいる。多民族国家であり、多民族社会なのです。日本の基準との相違を全部受け入れられれば、ストレスなく海外で生活できるし、ビジネスも成功するのではないでしょうか。

森 幹雄 (Mikio Mori)
日立製作所を3年で退社し、単身渡米。その後シンガポールへ渡り、海外引っ越しを専門とする「CROWNLINE」を設立。また日本語情報誌「J+PLUS」や東南アジアで唯一の日本語ラジオ放送「FM96.3 J+PlusRadio」など、東南アジア在住日本人に向けた情報を発信する「COMM」を設立、現在CEOを務める。京都市出身。1953年生まれ。
COMM公式サイト http://www.comm.com.sg/

お客様の執事として仕える、頼れるプライベート・バンキング。 - Bank of Singapore

Bank of Singapore

 シンガポールで初めて、そして唯一のプライベートバンクに特化した銀行であるバンク・オブ・シンガポール。豊富な知識と強い使命感で日本からのお客様の頼れる存在となっている。

 来年100周年を迎えるシンガポールで最も歴史のあるOCBC銀行を親会社に持つバンク・オブ・シンガポールは、昨年、シンガポールで最初で、また唯一のプライベートバンクに特化した銀行として正式に発足した。

 世界を見渡すとクレディ・スイスやUBSなど競合相手は多数存在するが、それらとバンク・オブ・シンガポールの違いは何か? 実は銀行ごとの商品はすでにクロスボーダーの時代となり、競合相手の商品はお互いに買うことができるのは当たり前。つまり扱う商品の違いはないものと考えてもよいわけである。そこで差が出るのはスタッフ一人ひとりの知識や人柄ということになってくる。

 バンク・オブ・シンガポールのマネージング・ディレクターとして日本担当責任者を務める廣岡良博氏は言う。「お客様がバンク・オブ・シンガポールに来ていただけるのは、リレーションシップ・マネジャー、いわゆるセールスパーソンとの間に確かな人間関係が築かれているために他なりません。私たちは古い言葉でいえば執事です。お客様のためにお金の面でなんとかお役に立ちたいと使命感を持ってやっているのです」。

 ここにいるリレーションシップ・マネジャーはみな、日本の金融機関で鍛えられた精鋭揃い。さらに現地シンガポールの事情にも精通している。お客様のことを本当に考えて、お客様と一緒に栄える。そんな強い思いで日本人資産家をサポートする。

Bank of Singapore
Tel:+65-6559-8000
http://www.bankofsingapore.com/ja/